SMILE-UPこと旧ジャニーズ事務所は、東山紀之さんが表舞台から辞退し、社長になり、性被害の補償のみに専念している現状です。
マネジメント業務は、新会社STARTO ENTERTAINMENTに託されています。
ジャニーズ改めSTARTO ENTERTAINMENT代表には、井ノ原快彦さんが就任しました。
SMILE-UP.とSTARTO ENTERTAINMENTの違い
旧ジャニーズ事務所と聞いて、2つの会社を思い起こす人が多いでしょう。
大まかな違いを説明します。
SMILE-UP.
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SMILE-UP.は、タレントのマネジメントや育成事業は行いません。
性加害問題の補償が終わったら、廃業する予定で立ち上がった組織です。
代表取締役は、藤島ジュリー景子さん。
代表取締役社長は、東山紀之さんとなります。
STARTO ENTERTAINMENT
それに対して、SMILE-UP.から分離独立したのがSTARTO ENTERTAINMENT。
タレントのマネジメント、及び育成事業を継いでいて、旧ジャニーズの芸能の支えを、新しいスタイルで継続するのがこちらです。
井ノ原快彦さんが代表となります。
また井ノ原快彦さんは、タレント活動も並行して行っていく形をとりました。
「タレントが現場でのびのびと仕事ができる環境を作っていきたい」
このような強い思いが感じられます。
パリ五輪でジャニーズが起用されない
これまでパリ五輪では、多くのジャニーズが起用されてきました。
しかし、今後は難しいと考えられています。
世界からも性被害問題は、注目されているでしょう。
従来の五輪
五輪中継で楽しみにしている人も多かった光景、それがジャニーズタレントの中継です。
前回大会、東京では、相葉雅紀さん・櫻井翔さんがNHK中継。
日本テレビでは、亀梨和也さんが現場リポーター。
TBSでは、野球中継に中居正広さんが起用されました。
フジテレビでは村上信五さん、テレビ東京では、応援団長に国分太一さんを起用。
つまり五輪のテレビ番組用映像は、ジャニーズ祭りとして、ファンが盛り上がることが出来るイベントなのです。
ここにもジャニーズ性被害の暗い影
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パリ五輪中に、ジャニーズ性被害問題が勃発。
ゆえに、新会社STARTO ENTERTAINMENTへとリニューアルし、ここ所属のタレントが起用されないみたいです。
もちろん故ジャニー喜多川の性加害問題が、国際社会へも知られ渡ったからでしょう。
タレントに罪はありません。
しかし、国際的なイベントで性加害のイメージは敬遠されます。
まだ補償業務も終わっておらず、国連人権理事会の作業部会にも対応は不十分だ、とジャッジされている模様。
なかなかテレビ局としては、起用するのは困難でしょうね。
海外に於ける児童虐待事情
欧米では、日本の児童へ対する対応が普通な場合でも、児童虐待のルールに反する場合が、有るようです。
故ジャニー喜多川氏による性加害問題 海外の反応
国連人権理事会は、SMILE―UP及び、STARTOの性加害問題を含めた「ビジネスと人権」として、日本の芸能界を徹底調査しました。
加えて、元ジャニーズタレントがビデオメッセージで嫌がらせを告発。
被害者への中傷や嫌がらせを終わらせる対策が必要だ!と、国連本部へ訴えています。
日本の芸能界自体に、かつて無い性的スキャンダル、と言う激震が走ったんです。
ジャニー喜多川の虐待の被害者は、今の所1000人近く!!
しかし、声を上げた元少年らをタブー視する人々がいることも、また事実です。
海外では子供への性的虐待含む虐待は厳しい
海外では、僅かな時間、子供を駐車場に置き去りにしたということだけでも、虐待となります。
それほど、子供への虐待が厳しい世界なんです。
テレビ局各社はジャニーズタレントを起用し始める
トピックにすぐ飽きるのが、日本の聴衆です。
そのことを心得ているマスコミは、元ジャニーズタレントを、再び少しづつ使う傾向にあります。
テレビ局各社のスタンス
NHK・テレビ東京では、事態を静観していますが、民放各社は今まで通り、STRTO社との距離を縮めて来ていています。
これは、嬉しい限りですよね!
また素敵なタレントさんを見られる機会が、増えるんですから!!
海外と日本は違う
先程も述べたように、元ジャニーズタレントが海外で活動するのは、難しい模様です。
その典型が五輪大会で、タレントが起用されていないところ。
まだまだ問題視されることでしょう。
ファンにとっては、寂しい状況が今後も続くようです。
被害者への中傷
元ジャニーズタレントが、勇気を出して性被害を告発したことに、未だに中傷のコメントがあります。
警察の関係者によると、書類送検容疑にまで発展しているらしいです。
実際にあった投稿
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2023年10月ごろ、X、旧ツイッターに「死ね」などの言葉が投稿され、ジャニーズタレントらをPTSDに陥れた疑いにより、投稿者を逮捕した事例があります。
投稿に気付いた被害者が、県警に告発してました。
取材に応じた被害者は、このようなコメントを残しています。
「脅迫罪と侮辱罪は時に殺人にも等しく、人の生死を左右することにもなりかねません。」
「社会にはびこる誹謗中傷という犯罪が、少しでも少なくなることを願います。」
実際にあった投稿は、2024年現時点で消去されています。
セカンドレイプ
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性被害には、性被害にあった本人のみならず、それに対して批判的な意見を述べることも含まれます。
被害を受けていても、売れるために承諾したんだろ、よって相手側に何をされてもしょうがない、などの言葉もそうです。
確かに、このような言葉は尖った刃物のように、深く心に突き刺さります。
性加害問題当事者が具体的に何をされたのか
連続児童性加害問題関連で、講演会が都内の専修大学神田キャンパスで、有りました。
その最前列で、かつての性被害の当事者が聞いていた内容を少し紹介します。
会社経営者の上田和美氏(62)
何度も性被害を受けたのに、なんとSMILE-UP.から救済対象外に成ってしまった元ジャニーズタレント。
性被害のPTSDは、未だ鮮明にフラッシュバックするそうです。
法政大法学部1年へ進学しようと、19歳で上京。
「近くにいた男性から声がかかり、親身になって、耳を傾けてくれたんです」
言われるがままに、赤坂のジャニーズ事務所についていきました。
1人暮らしを始め、六本木のテレビ朝日内にあったレッスン場や、原宿の合宿所に出入りするようになったんです。
ジュニアたちに交じってレッスンを受け、簡単なダンスも教わったりしました。
大体お酒を飲まされて、意識が朦朧となっていると、体を撫でまわされるんです。
訳が分からないし、嫌で拒みましたけど、今後のことが頭をよぎると拒否できませんでした。
大学の友人からも、ジャニー喜多川の下にいるとウリにすれば、就活も楽になるとまで言われ、我慢するしかなかったです。
性被害の救済対象から外れた末路
広告代理店に行くという夢を、九州で自力で叶えた少年。
働きだしてからも、閃輝暗点発作に悩まされます。
視界が真っ暗になって変な光がフラッシュしたり、ひどい片頭痛等、PTSD発作になる病気です。
当事者の会の勇気ある告発を見て、自分も声をあげることにした模様。
しかし、MILE-UP.からは「事実確認できない」と、補償から外れました。
まとめ
ジャニーズ性被害。
まだまだ問題は山積みです。
世界からも批判されている、元ジャニーズタレント達の将来も心配してしまいますね。
被害者の救済が、少しでも進むことを願います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!