ユニオン映画の立役者である山本紀彦さん(やまもと としひこ)は、1970年代に名脇役として数多くの作品に出演した俳優さんです。
特に石立鉄男主演のユニオン映画制作ドラマに常連出演していました。
1972年には三船プロダクションへ移籍し、石立鉄男主演ドラマの定番名脇役として活躍されています。
今回は、山本紀彦について代表作を振り返りながら、素晴らしい俳優人生を調べていきたいと思います。
山本紀彦 代表作
山本紀彦さんは1970年代に数々の映画出演、ドラマ作品を残されています。
映画作品
『トラ・トラ・トラ!』(1970年、20世紀フォックス)で水木兵曹役。
『喜劇 女は男のふるさとヨ』(1971年、松竹)。
『ツンツン節だよ全員集合!!』(1971年、松竹)。
『旅の重さ』(1972年、松竹)。
『メス』(1974年、松竹)。
『青い性』(1975年、東映)などがあります。
また、ユニオン映画制作のテレビドラマシリーズにも数多く出演し、特に1970年代に石立鉄男主演ドラマの重要な名脇役として存在感を示しました。
テレビドラマ
気になる嫁さん(1971年、ユニオン映画/NTV)清水力丸役。
雑居時代(1973年、ユニオン映画/NTV)。
水もれ甲介(1974年、ユニオン映画/NTV)。
玉ねぎむいたら…(1976年、ユニオン映画/NTV)。
NHK大河ドラマ「春の坂道」(1971年)佐野主馬役、「花神」(1977年)安達幸之助役。
上記のうち、特に石立鉄男主演のユニオン映画制作ドラマにおける名脇役ぶりが、山本紀彦さんの1970年代の活躍を象徴しています。
また山本紀彦さんは1970年代に、映画とテレビの両分野でユニオン映画の主要作品に欠かせない俳優として活躍しました。
山本紀彦と石立鉄男の共演作品とは!?
山本紀彦さんと石立鉄男さが共演した作品は多いです。
主に1970年代のユニオン映画制作によるテレビドラマシリーズが代表となります。
具体的な共演作
気になる嫁さん(1971年/NTV・ユニオン映画)。
雑居時代(1973-1974年/NTV・ユニオン映画)。
水もれ甲介(1974-1975年/NTV・ユニオン映画)。
赤いハイヒール(テレビドラマ)、こちらは最後の共演とされた作品です。
これらの作品はいずれも石立鉄男さんが主演し、山本紀彦さんが名脇役として常連出演しているものとなります。
シリーズを通じて二人の掛け合いが視聴者に強い印象を与えました。
気になるお嫁さん
山本紀彦さんと石立鉄男さんは、1970年代を中心にユニオン映画制作の連続ドラマで数多く共演しています。
主な詳細は次の通りです。
まずは、「気になる嫁さん」(1971-1972年、日本テレビ・ユニオン映画制作)
主演は榊原るみですが、石立鉄男が主要キャストとして出演し、山本紀彦もレギュラーとして参加。芸達者な脇役陣の一人として絶妙な掛け合いを見せました。
雑居時代、水もれ甲介
「雑居時代」(1973-1974年、日本テレビ・ユニオン映画制作)、石立鉄男主演のユニオン映画シリーズの代表作で、山本紀彦さんはレギュラー出演し作品を支えています。
「水もれ甲介」(1974-1975年、日本テレビ・ユニオン映画制作)、こちらもユニオン映画制作の石立ドラマ定番として山本紀彦さんが出演しました。
玉ねぎむいたら…、赤いハイヒール
「玉ねぎむいたら…」(1976年、TBS系)、脚本松木ひろし、石立鉄男と山本紀彦が共演しており、石立・ユニオン映画シリーズの流れを引き継いだ作品とされています。
「赤いハイヒール」、この作品は2人がテレビドラマで最後に共演した作品です。
この他にもユニオン映画制作の石立鉄男さん主演ドラマにはしばしば山本紀彦さんが出演していました。
「名脇役」としてシリーズを支え続け、石立鉄男さんのドラマには大坂志郎さんや冨士眞奈美さんらとともに、強い印象を残しています。
山本紀彦と石立鉄男の関係性
山本紀彦さんと石立鉄男さんの関係性は、1970年代のユニオン映画制作の連続ドラマにおける“名コンビ”といえます。
石立鉄男が主演するドラマ、『気になる嫁さん』『雑居時代』『水もれ甲介』などで、山本紀彦は定番の名脇役として常連出演し、たがいに重要なポジションを担っていました。
現場での2人は、長年にわたる共演経験から自然な息の合った演技で知られ、石立鉄男作品には“欠かせない存在”と評価されています。
また、山本紀彦さん自身が「石立鉄男を最もよく知る人物」としてインタビューを受けることもあり、石立鉄男さんの作品と山本紀彦さんの密接な関係性がうかがえます。
このように、石立鉄男さんの主演ドラマにおける「相棒」的関係性と、息の合った演技で名コンビとしてファンや関係者に認知されていました。
山本紀彦が語る石立鉄男との思い出
山本紀彦さんが語る石立鉄男さんとの思い出として、以下のようなエピソードがYouTubeインタビューなどで語られています。
シャイで繊細
石立鉄男さんは非常にシャイで繊細、人見知りするタイプだったそうです。
そのため、リハーサルや本番以外は共演者と距離を置き、楽屋で1人で過ごすことが多かったと言っています。
しかし、「気になる嫁さん」撮影初期には石立鉄男さん自ら「みんなで映画を観に行こう」と誘うなど、現場のチームワークづくりにも積極的な一面がありました。
飲み仲間
山本紀彦さんは「楽しくやらせてもらいました」と振り返り、石立鉄男さんとの共演をとてもポジティブな時間だったと語っています。
また、山本紀彦さん自身は石立鉄男さんや仲間と飲みに行ったり、交友することもあったと話されていました。
このように山本紀彦さんは、石立鉄男さんのシャイな一面と、現場では自然体で仲間をまとめる姿の両方を間近で体験しており、作品現場が温かい雰囲気だったことを印象的に語っています。
このYouTube動画はこちらから→https://youtu.be/Bh-SJnSJSmw?si=QKUHeQMJN3vZc3Dn
まとめ
山本紀彦さんは2025年現在も健在で、俳優として所属事務所(I・T企画)に在籍しています。
2022年にはテレビ東京の「警視庁強行犯係 樋口顕Season2」や「記憶捜査3~新宿東署事件ファイル~」などに出演し、近年も連続ドラマへ精力的に出演していました。
テレビ、映画ともに長いキャリアを持ち、存在感のあるベテラン俳優として活躍を続けています。
また、SNSなどでは82歳(2025年時点)を迎え、「これからも元気でいてほしい」とファンからお祝いの声が上がっていることも確認。
健康面や公私の大きな変化に関する具体的ニュースは見当たりませんが、近年も現役で活動している姿がうかがえます。
これからも明るく、元気な姿を視聴者に見せ続けてほしいですね!
最後までご覧下さり、ありがとうごました!!