誠直也(まこと なおや)さん、本名を古川誠剛(ふるかわ せいごう)さんと言います。
彼は佐賀県佐賀市出身で、法政大学文学部哲学科を卒業している俳優さんです。
数々のテレビドラマに出演され、昭和を代表する名俳優の1人。
今回は、誠直也さんについてご紹介していきたいと思います。
誠直也 主な出演作品
誠直也さんの作品で最も印象的な作品を紹介させてください。
特捜最前線
誠直也さんは、刑事ドラマ『特捜最前線』に出演。
特命捜査課の若手刑事・吉野竜次役を演じ、番組第1話から第435話まで8年半にわたりレギュラー出演しました。
吉野刑事は、行動力と粘り強さ、猪突猛進な正義感が持ち味のたたき上げ刑事で、体を張った泥臭い捜査も厭わず事件解決に挑みます。
誠直也さんの力強い演技は、吉野刑事の情熱や成長をリアルに表現し、ドラマに勢いを与えていました。
秘密戦隊ゴレンジャー
誠直也さんは、アクション系のドラマや映画で活躍し、『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー役でも有名です。
ハードなアクションもこなし、多くの俳優たちとも深い友情を築いていきました。
このように誠直也さんは、昭和のアクションドラマや刑事ドラマを代表する、俳優の1人です。
特捜最前線 誠直也が見せたアクションシーン
誠直也さんが『特捜最前線』と言いう作品で、見ている人を釘付けにした印象的なアクションシーンがあります。
彼は吉野刑事という役柄を演じ抜き、派手なアクションシーンに挑戦しました。
特に印象的なのは、第133話「六法全書を抱えた狼!」です。
この回は吉野刑事が主役で、叶こと夏夕介演じる犯人との激しい格闘や殴り合いがクライマックスとなり、執念深く事件に食らいつく吉野の姿が強烈に描かれています。
ラストのハードな殴り合いは、野田幸男監督のバイオレンス演出が光る名場面として、ファンの間でも語り継がれてるそうです。
吉野刑事の「くらいついたら、雷が鳴るまで離さん」という執念も印象的です。
誠直也 秘密戦隊ゴレンジャーに出演した時のエピソード
誠直也さんが出演した『秘密戦隊ゴレンジャー』で、ちょっとしたエピソードが紹介してありました。
怪我をしても役に挑戦する
誠直也さんは『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975~1977年)で主人公・アカレンジャー/海城剛を演じました。
海城剛はイーグル関東支部の生き残りで、優れた決断力と統率力を持つ熱血漢。
正々堂々とした正義感と仲間思いのリーダー像が特徴です。
撮影初期には遅刻して監督に叱られたり、工場跡でのロケ中に足を複雑骨折しながらも撮影を続けるなど、誠直也さん自身も体を張って役に臨んでいたそうです。
スーツアクターと念入りに相談
変身前とその後、どちらも力を抜かず全力で演じた誠直也さん。
変身後のアクションについては、スーツアクターの新堀和男と綿密に打ち合わせを重ね、誠自身のラグビー経験を活かした走り方や立ち姿がアカレンジャーの特徴になりました。
石ノ森章太郎さんからは、「アカレンジャーはお前で良かったよ」と声をかけられたことがあるそうです。
この言葉は、誠直也さんにとって大きな喜びだったと語られています。
誠直也さんの熱演とリーダーとしての存在感は、スーパー戦隊シリーズの礎を築く大きな要素となりました。
骨折事故
誠直也さんが「秘密戦隊ゴレンジャー」の撮影中に起こった最も印象深いエピソードの1つ。
それは、2メートルの高さから飛び降りた際、草むらの下に鉄骨が隠れていたため着地時に足を陥没骨折した事故です。
この大ケガにもかかわらず、彼は撮影を続け、「3カ月くらい泣いていた」と振り返るほど強烈な思い出となっています。
このエピソードは、当時CGや安全対策が十分でなかった現場で、誠直也さんが命がけでヒーロー像を体現した象徴的な出来事として語り継がれています。
他にも爆破シーンでは爆薬やガソリンを使い、煙や火の中でバイクを走らせるなど安全対策が十分でない状況で、実際に髪が燃える事故が何度も起きていました。
誠直也 プライベートと晩年の生活
誠直也さんの妻は女優の早川絵美さん。
家庭を大切にしながら俳優業を続けてきました。
また、高校時代はラグビー部主将として全国優勝を経験し、大学時代はスポーツやビジネスに積極的な人だったようです。
趣味はダイビング、ゴルフ、釣り、旅行で、ダイビングライセンスも取得しています。
晩年も映画やテレビドラマ、舞台に出演し続け、2020年代も現役で活動されているそうです。
近年では『DCU』(2022年)などにも出演しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
誠直也さんの代表作品について、詳しく調べてみました。
アクションにも果敢に挑戦され、様々なエピソードから分かるように、努力家だということも分かったことと思います。
私生活では、自然やスポーツを愛し、健康的なライフスタイルを送っていることも紹介できて良かったです。
俳優としてだけでなく、家族や趣味を大切にしながら、充実した晩年を過ごしていることがうかがえますね。
2025年はもっとテレビで見る機会が増えることを期待したいと思います。
最後までご覧下さり、ありがとうございました!!