「マルサの女」で一躍人気女優になった宮本信子!その足跡を徹底解説!

昭和から平成、そして令和時代において活躍を続ける名女優宮本信子さん。

多くの作品で活躍され、80歳となる2025年現在でも若い役者さんに負けないぐらい勢いのある方です。

今回は宮本信子さんの代表作や活躍ぶりを調べていきたいと思います。

1970年代 宮本信子の出演・経歴

宮本信子さんは1970年代、映画・ドラマともに多彩な役柄で活躍し、着実にキャリアを積み重ねていきました。

主な出演作品

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宮本信子さんは、映画『男はつらいよ 純情篇』(1971年) 絹代役、『放課後』(1973年) 北沢夏子役などが代表作です。

テレビドラマでは、『鬼平犯科帳』(1970年) 第56話「金太郎そば」 お竹 役、『おひかえあそばせ』(1971年) 池西梅子 役、『八州犯科帳』(1974年) 第3話「忘れな草に泣く女」 お加乃 役などが挙げられます。

また、『非情のライセンス 第2シリーズ』(1974年) 第3話「兇悪の序曲」 本多和子 役や、『必殺からくり人・血風編』(1976年) 第1話「魔窟に潜む紅い風」 お国 役、『特捜最前線』(1977年) 第5話「行方不明の愛」も有名です。

このように宮本信子さんは、1970年代は出演作こそ少ないものの、名脇役として映画やドラマで注目を集める逸材でした。

時代劇や現代劇で幅広い役柄を演じ、着実に女優としての存在感を高めていきます。

1980年代 宮本信子の主な出演作品

次に1980年代の宮本信子さんの代表作を見ていきましょう。

主な出演作品

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映画作品では、お葬式(1984年)伊丹十三監督作品で主演を務めます。

その時日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、以降の伊丹作品に欠かせない存在となりました。

また、タンポポ(1985年)という同じ伊丹十三監督の作品にも出演。

食と人生をテーマにしたコメディ映画で、宮本信子さんは印象的な役柄を演じています。

マルサの女(1987年)では主演・板倉亮子役を演じ、見事日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。

さらにシカゴ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞されるなど、多くの作品で名を轟かせました。

テレビドラマ

宮本信子|人物|NHKアーカイブス
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映画だけでなくテレビドラマでも多くの作品に出演されています。

北の国から(1981年、フジテレビ)では、本多好子役でゲスト出演。

悦子逆転(1982年、東海テレビ・フジテレビ)で主演・悦子役を務めます。

さらに月曜ワイド劇場「子供たちの復讐 開成高校生殺人事件」(1983年、テレビ朝日)では、高校生の母親役。

うちの子にかぎって…(1984年、TBS)で池田先生役を、風にむかってマイウェイ(1984年、TBS)吉野ミドリ役。

ふたたびの街(1986年、NHK総合)、こちらの作品でも主演をしていました。

このように1980年代は、宮本信子さんが女優として大きく飛躍した時期となります。

映画・テレビともに主演・重要な役柄が多く、世間に名女優として認知された瞬間だったと言えましょう。

宮本信子の「マルサの女」での活躍

先程も少し触れさせていただいた通り、宮本信子さんは、伊丹十三監督の映画『マルサの女』(1987年)で主人公・板倉亮子を演じています。

この作品を通して、一躍有名になりました。

有名になった理由

マルサの女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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宮本信子さんが演じた板倉亮子は、港町税務署の調査官から国税局査察官。

いわゆる「マルサ」となり、脱税摘発のプロとして活躍する女性です。

この役柄は、当時の日本映画には珍しい「自立した女性像」として描かれていました。

女性の少ない職場でバリバリと仕事をこなす姿は新鮮で当時はかなり珍しい役、そして難しい演技が必要となります。

また、ショートボブやそばかす、メガネといった特徴的な外見も話題となり、宮本信子さんならではの存在感を発揮しました。

映画の大ヒットによって、国税局査察官の存在が広く国民に知られるようになり、社会的にも大きな影響を与えたのです。

これらが有名となった理由と言えましょう。

伊丹十三監督作品との関係性

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『マルサの女』以降も、宮本信子さんは伊丹十三監督作品を中心に多くの映画やドラマで主演・名脇役として活躍し続けています。

また、2007年には伊丹十三記念館の館長も務めるなど、文化活動にも力を入れていました。

『マルサの女』は伊丹十三監督の代表作であり、宮本信子さんの演技が高く評価されました作品。

彼女が演じた主人公・板倉亮子は、熱心で真面目な国税局査察官という「普通だけど普通ではない」キャラクターとして、多くの観客を惹きつけました。

また、宮本信子さんのコミカルかつスリリングな展開とテンポの良さが絶賛され、伊丹十三監督の作品に欠かせない女優としての地位を確立します。

よって、その後も伊丹十三監督の作品で出演する回数が増えていったのです。

彼女の人間味あふれる演技が作品の魅力をさらに高め、「伊丹十三おすすめ映画ランキング」で最も高い評価を得ています。

伊丹十三監督と結婚

相性の良かった宮本信子さんと伊丹十三監督は、1969年に結婚されました。

結婚したきっかけ

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宮本信子さんが伊丹十三監督と結婚に至った理由は、1965年のNHKドラマ『あしたの家族』での共演がきっかけです。

まだ上京したばかりの新人女優だった宮本信子さん、しかし伊丹十三監督はこのころ俳優もされたり、海外でも活躍していたマルチタレントでした。

経験も豊富で独特の雰囲気を持つ人物、宮本信子さんは伊丹十三監督を当時、このように表現しています。

「今まで会ったことがない異質な存在」「おしゃれでカッコいい」、このような姿にカルチャーショックを受けつつも惹かれていきました。

また、当初は周囲から結婚を反対されることもあった様子。

しかし宮本信子さん自身が「自分で決めたこと」として覚悟を持って結婚を選択しています。

伊丹十三監督の自由で繊細な人柄や、宮本信子さんの女優としての成長を認め合う関係性が、2人を結びつけた大きな理由と言えるでしょう。

1997年伊丹十三監督 他界

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宮本信子さんは1997年に夫となった伊丹十三監督を亡くされます。

その後、しばらく映画界から距離を置いていましたが、数年後には再び主演級で映画やドラマに復帰しました。

復帰されてからは『眉山』などで存在感を示し、伊丹十三監督作品で培った「気っぷのいい女将」などの役柄も演じられ、再び高い評価をされています。

また、先ほども記載しましたが2007年には伊丹十三記念館の館長に就任し、伊丹十三監督の功績を伝える活動にも力を入れています。

宮本信子さんは「前向きな女なので、いつも次を乗り越えて希望があると思っている」と語っているようです。

困難を乗り越えて女優としてだけでなく、文化活動でも活躍を続けていくことでしょう。

まとめ

宮本信子さんの活躍、代表作、そして夫となった伊丹十三監督との関係性について触れていきました。

2025年、80歳となった現在でも女優として第一線で活躍し続けています。

若い俳優さんと共演する機会も多く、宮本信子さんに憧れるこれから活躍を期待できる新人も多くいることと思われます。

今後の芸能界を引っ張っていく人材となるでしょうね。

いつまでも元気で、そして宮本信子さんらしい演技を貫いていってほしいです。

最後までご覧下さり、ありがとうございました!!

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